どうも。
隣人は高齢者で、
ほとんどの時間をテレビを見て過ごしているようだ。
娘夫婦は近くに住んでいて毎日のように自宅に来ているみたいだが、
毎朝仏壇の鈴(りん)を打つ音が聞こえてくるので、きっと奥さんに先立たれたのだろう。
そのせいか、
寂しいからとりあえずつけているだけなのかもしれない。
別にテレビを見て過ごすこと自体を否定しているわけではない。
『この番組が好きだから見てます!』という自分なりの目的があって見る分には構わない。
だけど見ている本人が全然面白くもないと感じていて、惰性でダラダラ見ているならそれはどうなんだろうか。
俺は個人的に、貴重な時間がもったいないなと感じてしまう。
まぁそれぞれの人生だし、俺がどうこう言える立場でもないが。
どんな風に過ごそうが、
どんな風に時間を消費しても別に構わないのだが、
俺は何の目的もなしに惰性でダラダラ見ることはしない。
見る前に番組欄やネットで情報をチェックし、見たいなと思うものだけを見るようにしている。
事前の情報チェックもせず、
偶々良い番組に出会える時もあるかもしれないが、
現状の地上波におけるテレビ番組欄を見る限りでは、有益な時間を過ごせることは少なそうだ。
似たような出演者で埋め尽くされ、
あんまり面白くもなく、何のためにもならない番組が日々量産されている。
毎日お疲れ様と思うだけだ。
それにテレビを大音量で見られると、
これは騒音問題に発展する。
タバコと一緒で、人様に迷惑をかけてしまうのだ。
『うるさい!イヤホンつけろ!』と言いたいところだが、
病院の大部屋で入院でもしてない限り、
自宅でテレビを見てる人に向かって、なかなかそんなことは言えないよなと思う。
高齢者なので耳が遠いだけなのかもしれない。
高齢者で他に何の趣味もなく、
暇つぶしのために見ているかもしれない。
そういえば俺の祖母も、
認知症で施設に入所する前は一人暮らしだったのだが、
1日のほとんどをテレビを見て過ごしていた。
『テレビ1日中見てるの?』と聞くと、
『うん。テレビ見たり新聞読んだりしてる。何かしたいのだけど、もう高齢で体力も気力もあんまりない。でも何もしないよりかはマシだと思って。』と返事してきた。
ちょっと驚いた。
祖母は祖母で、悶々とした日々を過ごしていたのだろうか。
何かしたいと思ってるけど、
体力や気力の減少が邪魔をする。
体力や気力をあんまり必要としない物事の創出と提供が必要だと感じた。
年金暮らしの高齢者は、
若い頃に比べて体力や気力が減っている人が多いだろうから、
普通の日常生活を営むだけで疲れてしまい、
なんにもする気が起きないのかもしれない。
またはテレビ以外の趣味がないだとか、
反対にテレビが大好きで、CSなんかに加入していて見たいテレビ番組が山程あるだとか。
または経済的に苦しくて、テレビ以外の娯楽がないだとか。
ネットを見ない人にとっては、
情報収集のために見るという場合も有り得るか。
テレビをなぜ見るのか。
それは人によって事情や理由は様々だろう。
しかし夜中や早朝に、大音量でテレビを見ることは勘弁して欲しい。
良識がないと言わざるを得ない。
テレビの騒音をシリコン耳栓で22デシベル下げ、最近はマシだと感じるが、
それにしても全く、
『やれやれ。』なのであった。
〈テレビを見る理由 まとめ〉
☆テレビが好きで見たい番組があるから。
☆テレビ以外の娯楽を知らないから。
☆テレビ以外の趣味が無いから。
☆経済的に苦しいので、テレビ以外に費用をかけることが出来ないから。
☆寂しさを埋めるため。
☆暇つぶしのため。
☆ネットを見ない人にとっては情報収集のため。
(追伸)
ゴチャゴチャ書いたけど、
もしかして単に『テレビ依存』なだけの場合もあるかも。
おしまい。