風呂場で股間と肛門を洗い、さっぱりした気持ちで脱衣所に出る。
バスタオルで身体を拭きながら、
「今日も俺は良いことをしたな。」と清々しい気持ちになっていると、
バスタオルで身体を拭いて刺激を受けたせいか尿意を感じ、すぐにトイレに行きたくなる時がある。
ここですぐにトイレに行ってしまうと、せっかくさっき洗ったのに汚れてしまうではないか。
「ここですぐにトイレに行けば、お前は負けたことになるのだぞ。」と心の声がする。
負けてなるものかと限界までトイレを我慢しようとするのだが、
でもやっぱり生理現象には勝てず。
「くそ!」と思いながらもトイレに行ってしまうのだが、なんかしらんけど悔しい気持ちになる。
「また洗ったらええやん。」って言われそうだけど、勝負に負けた気がするのだ。
どうせまた汚れてしまうなら股間や肛門を甘めに洗う、
「甘めの股間・甘めの肛門」にしておくという手もあるけど、
やっぱりそこは衛生上汚いので、丁寧に洗っておいた方が無難である。
(どうせ汚れるから一切洗わないという手もあるにはあるが、それは上級者向けの技法で難易度が高く、日常生活で支障をきたす場合もある)
・丁寧に洗うのが初心者 (日常生活を快適に過ごすことができるが、ちょっと手間がかかってめんどい)
・甘めに洗うのが中級者 (人間社会での信用を確保しつつも、極力労力を最低限に抑えようとするバランス思考型)
・一切洗わないのが上級者(一番労力を抑えることが出来るが、日常生活で支障をきたす可能性があり、最悪の場合は人間社会での信用を失う)
だいたいこの3つのコースに収まるかと思うのだが、コースは各自のレベルに応じて選択すればよいと考える。
たかが肛門、されど肛門。
肛門や股間を洗うだけなのに、なかなか深いんだなと思えてきた。
何事も深淵というものが存在する。
(追伸)
普通に洗え。