どうも。
涼しい。
夜の散歩に出かけると、鈴虫が鳴いていた。
蝉の次は鈴虫だ。
蝉の生命は短い。
こうして散歩している間にも、
地中で蝉が外界へ繰り出す時を、まだかまだかと待ちわびている。
長い年月をかけてようやく地上へと繰り出したのに、そこからは短い期間の生命しかない。
耐え忍んだ生命が儚いなんて、ちょっと心がホロっとしてくる。
俺もオッサンになったのだな。
ところでまだ半袖で過ごしているが、
夏の気配はどこへやら。
着実に冬は近づいている。
自宅からコンビニまで車椅子を漕いで約15分。
こうして夜中に散歩していると、
無駄に楽しい。
まあ、散歩っていっても、
食料を買いに行ったり、セブン銀行の口座に入金したりするだけだ。
何の変哲もない、ただの日常。
しかし今となっては、ただの日常生活さえ愛おしい。
早くコロナが収束することを願う。
それにしても、また衣替えしなきゃな。
夏服に切り替え、ようやくちょっと落ち着いていたのに、もうこれである。
1年が過ぎるのは早い。
おしまい。