どうも。
「繰り返してから人は死ぬ」
前回の記事ではそう書いた。
何も間違えてはいない。
歯が汚れてきたら歯を磨く。
綺麗になる。
また汚れてくるので、歯磨きする。
また綺麗になる。
また汚れてきたら、歯を磨く。
爪切りもそうだ。
爪が伸びてきたら、爪切りを行う。
またしばらくして伸びてくる。
また爪切りを行う。
睡眠もそうだ。
眠たくなったら眠る。
また起き始めて動き出す。
また睡魔に襲われ、眠くなる。
また眠ってしまう。
そしてまた起きて動き出す。
トイレだってそうだ。
冷蔵庫の中身を、胃袋に入れる。
トイレで大便や小便をする。
容量に空きが生じたので、また冷蔵庫の中身を胃袋に入れる。
それをまた大便や小便に変換して、トイレで捨てる。
その繰り返しだ。
冷蔵庫の中身を、胃袋を経由して、トイレに移動させているだけだ。
それだけに過ぎなかった。
別に人間、偉くも何ともない。
こうして見ると、人は繰り返しで成り立っていることが分かる。
そして、繰り返し繰り返し繰り返しまくった挙げ句に、最後は何と死んでしまう。
儚い。
物凄く儚い。
脆い。
物凄く脆い。
人間の人生なんて物凄く儚くて脆い。
だけど楽しいこともある。
その一時の甘い夢を見てから、繰り返しの中で死ぬ。
最高だな。
おしまい。