どうも。
「人生は死ぬまでの暇潰し」
俺はわりとこの考え方には賛同している。
一見、後ろ向きな風に聞こえるかもしれないけど、実はこれ、「前向きであろうとしている」のだと感じる。
人生は何もかも無意味で、どんなことをしたとしても、結局最後は死んでしまう。
だけど死ぬまでの間、毎日自分が心から楽しいと思えることをして死んでいきたい。
少しでもこの虚無を忘れ去りたい。
そんなメッセージが暗に込められていると思う。
「人生は死ぬまでの暇潰し」と捉えることによって、実質俺も、人生への虚無感が、少しだけだが和らいだ。
気持ちがすっと楽になった。
人生自体はすべて無意味であり、虚無感から死にたくなる時ももちろんあるけど、人生死ぬまでの暇潰しであると考えることによって、
「達観による楽観主義」を意識的に作りだそうとしており、前向きに生きようとしているのだなと思ってくれて構わない。
もちろん、人生においては、家庭環境や病気なんかで、暇潰しどころではないという地獄もあると思う。
現に俺は、身体障害者で車椅子常用だから、健康的な人間に比べれば、その辺りは少しは分かるつもりだ。
楽しいことばかりではなく、
間違いなく、「人生ただの生き地獄」という側面もあると思う。
またその逆で、たとえ健康面や経済面で恵まれていたとしても、毎日暇で暇で仕方ないというのも、精神的に苦痛を伴うものであるから、ある意味生き地獄であると思うが・・・。
人生の最終的なゴールは死ぬことだし、人生自体が無意味なものであるとも知っている。
知っているのだけど、死が訪れるまでの間、さてどうやって自分の人生を面白おかしくしようかなと考える。
「人生死ぬまでの暇潰しだよ。」と口にだして言う人がいたなら、
前向きであろうとしているのかもしれない。
おしまい。