どうも。
「自殺されると、遺された人は悲しい思いをする。」
これはあるブログで書かれていたものだが、きっと本当なのだろう。
自殺した当事者は直前まで、一体どんな想いを抱いていたのか。
それは分からない。
何かに苦しんでいたのかもしれないし、実は死ぬ直前、穏やかな気持ちになっていたかもしれない。
ただ言えることは、遺された人の喪失感や悲しみは、言葉に尽くしがたいものがあり、生きている限りそれはずっと続くということだ。
その昔、親戚のひとりが自殺したのだが、あれは何とも言い難いものがあった。
なぜ自ら命を絶ったのか。
明確には分からない。
分からないが、苦しんでいることは確かであった。
俺は自責の念にかられ、救えなかったという気持ちだけが残った。
また、自殺したことにショックを受けて、遺された側の人間が後追いしてしまうケースもある。
自殺は、それほどの影響力を及ぼす。
もし俺が自殺したら、悲しむ人なんているのだろうか。
ブログを読みながら、ふとそんな考えが、頭のなかをよぎった。
別に誰かに悲しんで欲しいというわけではない。
本当にそんな人が存在するのかどうか。
それが少し気になっただけだ。
母親は悲しむだろうか。
労力と時間とお金と愛情をかけて、せっかく大人になるまで育ててくれたのに、自殺してしまったなら、それが全て無駄になる。
本当に申し訳ないなと思うが、死ぬ時は死ぬ。
母親や遺された側の人間のことを想像することが出来るくせに、それでも自殺を選ぶのだから、よほどのことだ。
何かに耐えきれなくなった時、俺はきっと死を選ぶだろう。
おしまい。